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「内藤新宿」起源の痕跡を巡る

7月7日のぶらっと内藤新宿の下見を兼ねて新宿を散策。

 

1.多武峯(とおのみね)内藤神社「駿馬伝説」

 

徳川家康が江戸入府して、家臣の内藤清成を呼び、現在の新宿御苑一帯を示し、「馬で一息に回れるだけの土地を与える」と語ったという伝説があります。

 

その時、清成の乗った馬は南は現在の千駄ヶ谷、北は大久保、西は代々木、東は四谷を走り、帰ってきて疲れ果てて死んでしまい、大樫の下に埋められたと伝わります。

 

後に内藤家の森林の管理役だった中家休昌と木下正敷が文化13(1816)年8月に樫の古木の跡に塚を造り、駿馬塚の碑を建てました。

この碑はその後、明治5(1872)年に現在の地に移されたものです。

 

この馬が頑張らなかったら、内藤新宿はもっと狭い宿になっていて、現在の新宿の賑わいもなかったかもしれません。。。(笑)

 

  


2.鉛筆の碑

 

上記の多武峯神社付近は明治20(1887)年に佐賀藩出身の眞崎仁六(まさきにろく)が眞崎鉛筆製造所(現三菱鉛筆株式会社)を設立し、鉛筆の製造を始めた場所です。

30年後の大正5(1916)年に品川区東大井に移転するまでここにありました。

 

創業時は玉川上水の分水であり、暗渠となっていた渋谷川を利用した水車を動力にしていたそうです。

 

 


3.ランチは鶏料理 玄海「げんかい食堂」

 

ぶらっと内藤新宿(7/7)の下見で玄海「げんかい食堂」でメニューを試食。

 

昭和3年、九州出身の創業者が品川で「水たき」を食べられる店を構えたことから始まりました。

当時、九州の郷土料理の一つだった「水たき」を食べられる店は非常に珍しかったようです。

 

その後、戦争の影響を受けて、新宿に移転、戦災で建物を焼失するなどありましたが、昭和28年に再スタートして現在に至ります。

 

そのようなわけで、とにかく白く濁った水たきのスープは絶品です。

 


4.あつあつ鶏飯御膳 or 焼き鶏重 or 親子重

 

当日はメインのご飯を選べます。 

1.水たきスープを熱々の石器で温めたご飯の上にかけて食べる「あつあつ鶏飯」

2.あまからの特製ダレをかけた「焼き鶏重」 

3.ふわトロの「親子丼」

 

いづれも鶏肉好きにはたまらない逸品ですが、ご参加される皆さん、よーく考えて選んでくださいね。

もちろん、メインの前にはビール、日本酒なども楽しんでいただきます(笑)

 

あとは当日の天気だけが心配です(^ω^)・・・。